放射性物質の影響について

当店で販売しておりますお茶(平成23年度産)は、静岡県(静岡市(旧清水市を含む)以西)、鹿児島県、福岡県、京都府、三重県、宮崎県で生産されたものです。いずれも、仕入れ先および当店の自主検査により、政府の基準に照らして安全性が確認されております。

しかしながら、現状では、当店には当該汚染についての十分な知識ございません。安易な判断は控え、甚だ不十分でございますが、知りうる範囲で、妥当と思われる情報をそのままお伝えするに止めさせていただきます。 (2011/05/11-10/09)
 
 

お茶に含まれる放射性セシウム濃度の低減に向けたとりくみについて
1 新たな調査結果及び考察について

農林水産省は、5月に行ったお茶における放射性セシウムによる汚染メカニズムに関する調査に引き続き、今般、茶樹の部位別汚染度についての新たな調査を行いました。

(1)これまでの調査結果(5月実施)
生葉(新芽)、荒茶及び飲用茶の各段階における放射性セシウムの関係及び茶樹の汚染メカニズムを考察するため、茶葉及び土壌を採取して分析を行いました(参考1)。

その結果、生葉、荒茶及び飲用茶における放射性セシウム濃度の変化及び茶樹の汚染メカニズムが明らかになりました。
このうち汚染メカニズムについては、今回、生葉(新芽)から検出された放射性セシウムは、土壌中から吸収されたものではなく、古葉に付着したものが葉面から吸収され、新芽に移動したものと推定されます。

(2)新たな調査結果(6月実施)
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所(以下「野菜茶業研究所」という。)(静岡県島田市)の協力を得て、野菜茶業研究所内の茶園の一番茶摘採後の茶樹における葉層(葉が展開している部分)、枝、幹及び根の部位別の放射性セシウム含有量の分析を行いました。

その結果、茶樹における放射性セシウム含有量は、葉が展開している部分の含有が比較的多く、逆に根の部分の量は極めて少ないことが明らかになりました(参考2)。

2 調査結果を踏まえた当面の営農対策について(二番茶摘採後の取組み)

生葉の放射性セシウムの管理レベルについて

お茶についての放射性セシウム濃度の食品衛生法上の暫定規制値は、生葉、荒茶及び製茶の各段階において、500Bq/kgが適用されることとなっており、荒茶の段階でも、500Bq/kg以下で管理することが必要です。

茶樹の放射性セシウム量の削減について

農林水産省がこれまでに行った調査結果によると、茶樹の放射性セシウムは、土壌中から吸収されたのではなく、古葉に付着したものが葉面から吸収されたと推定されること、また、新たな調査結果によると、放射性セシウムは葉層に比較的多く含まれることが明らかになったことから、葉層を含めて剪定及び除去を行うことが、放射性セシウム量を削減するために効果的であると考えられます。

したがって、産地における茶園の管理に当たっては、周辺地域の23年産の二番茶の荒茶の放射性セシウム濃度を参考に、以下の管理を行ってください。
なお、いずれの管理を行った場合も、次期摘採の開始前に適切な放射性セシウム濃度の調査を行うことが必要です。

二番茶の荒茶の放射性セシウム濃度が500Bq/kg以下の茶園

この茶園においては、すでに放射性セシウム濃度が生葉、荒茶ともに基準値以下であることから、通常どおりの茶園管理を行ってください。
二番茶の荒茶の放射性セシウム濃度が500Bq/kg超の茶園

この茶園においては、二番茶の刈取り終了後に、深刈りを行って、茶樹における放射性セシウム濃度の低減を図ってください(参考3)。

なお、今回の野菜茶業研究所内の茶園における調査結果では、深刈りにより除去される放射性セシウムの量は、茶樹全体の4割程度でありました。より深く剪枝を行う中切りや台切りについては、除去される割合はさらに大きくなるが、二番茶の刈取り後に行うと、樹体が衰弱し葉層の再生が出来なくなり、次年産の生産に支障を来たすおそれがあります。
一番茶の摘採後に、深刈り、中切り等を行った茶園
一番茶の摘採後に、すでに、深刈りや中切りの剪枝を行った茶園においては、通常年の深刈り又は中切り後に行う茶園管理を行ってください。

刈取った枝葉の処分について

刈取った枝葉は、農地への埋却等又は一般の廃棄物として処分を行ってください。

その他

茶園の放射性セシウムの低減効果については、農林水産省において引き続き調査を行っていることから、その結果を踏まえて追加の指導を行います。
※「東日本大震災について~お茶に含まれる放射性セシウム濃度の低減に向けた対応について」(農林水産省は、お茶に含まれる放射性セシウム濃度の低減に向けた新たな調査結果の概要及びこれを踏まえた技術指導通知を地方農政局を通じて都府県に通知を発出しました。農林水産省ホームページ、更新日:平成23年7月4日)
http://www.maff.go.jp/j/press/
seisan/tokusan/110704.html

汚染のしくみについて
「農林水産省は、原子力災害対策本部においてお茶における放射性セシウムの管理方法が決定されたことを受けて、お茶の放射性セシウムの検出問題への対応についてとりまとめました。また、お茶の放射性セシウムの実態に関する調査結果をとりまとめました。

 「お茶の放射性セシウムの実態に関する調査結果について」

調査の趣旨

生葉(新芽)・荒茶・飲用茶の各段階における放射性セシウムの関係及び茶樹の汚染メカニズムを考察するため、茶葉及び土壌を採取し分析。

調査結果


1 生葉、荒茶、飲料茶における放射性セシウム濃度

[1] 生葉から荒茶に加工される過程で重量は約1/5に変化。放射性セシウム濃度は、水分の減少に応じて高くなっており、加工過程でセシウム自体はほとんど失われない
[2] 荒茶から熱水で抽出する段階で、飲用部分に抽出される放射性セシウムは、5~6割程度

2 茶樹の汚染メカニズム

[1] 古葉に含まれる放射性セシウムは、生葉(新芽)とほぼ同程度(乾物重量比ベース)
[2] 土壌中の放射性セシウム濃度は、畝間で概ね260ベクレル/キログラム以下、株元で概ね40ベクレル/キログラム以下と低く、土壌からの吸収は、あまり考えられない。
[3] 調査茶園における茶の新芽は4月10日前後であり、大量の放射性物質が放出された時点では、茶の新芽は出ていない。
[4] 文献によれば、セシウムは、植物の葉面から吸収され、植物体内を移動。また、お茶は、セシウムと類似するカリウムをよく吸収。
[5] 以上のことから、今回、生葉(新芽)で検出された放射性セシウムは、土壌中から吸収されたものではなく、古葉に付着したものが葉面から吸収され、新芽に移動したものと推定。


※「お茶の放射性セシウムの検出問題への対応等について」(農林水産省ホームページ、更新日:23年6月2日)
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/
joho/saigai/tya_taiou.html

政府、自治体の対応について
「農林水産省/福島第一原子力発電所事故による農畜水産物等への影響(関係府省等のサイトへのポータル)」
http://www.maff.go.jp/
noutiku_eikyo/index.html

原料茶生産地での状況について当店が把握している内容は以下の通りです。(2011年6月17日現在)

静岡県(静岡茶)
今般、静岡市の藁科地区の製茶の一部から、食品衛生法の暫定規制値(500Bq/kg)を若干上回る679q/kgの放射性セシウムが検出されました。飲用茶では、放射性セシウム量は荒茶の85分の1になりますので、お飲みいただいても健康への影響は心配ありません。(静岡県茶業研究センター調査)また、今までの調査で静岡茶は生茶葉、飲用茶でも、食品衛生法の暫定規制値を大きく下回っており、飲んで安全であることは確認済みです。
「静岡茶をお飲みいただいている皆様へ」(静岡県公式ホームページ、経済産業部農林業局茶業農産課、更新日:平成23年7月8日)
http://www.pref.shizuoka.jp/
sangyou/sa-340/
cha_oshirase230609.html

静岡県では、県内茶産地の以下の地点について、茶の放射能調査を実施しました。
生葉と飲用茶につき調査を行った結果、全ての地点で食品衛生法の規定に基づく暫定規制値及び準用値を下回っていることを確認しています。

一番茶(製茶)については、6月7日及び9日に県内茶産19地点で放射能調査を実施したところ、全ての地点で食品衛生法の規定に基づく暫定規制値を下回り、健康への影響を心配するレベルではなく、問題ないことを確認しました。

二番茶(生葉、荒茶)については、6月10日~7月8日に県内茶産地19地点で放射能調査を実施したところ、食品衛生法の規定に基づく暫定規制値を下回り、健康への影響を心配するレベルではないことを確認しました。

なお、6月9日に民間の自主検査により、放射性セシウムの暫定規制値を上回ったとの報告があった製茶を県が調査したところ、静岡市葵区の藁科地区の放射性セシウムが暫定規制値を上回りました。この結果を受けて、県は、暫定規制値を上回った、当該製茶の原料及び原料となった荒茶を生産した業者に対し、出荷自粛・自主回収を要請しました。

藁科地区の茶工場について、6月13日及び14日に各日10工場の一番茶(製茶)を調査した結果、13日には2工場、14日には3工場から暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出されましたことから、県は当該5工場(合計)に茶の出荷自粛と自主回収を要請しました。また、上記5工場の一番茶(製茶)の飲用茶の調査を実施したところ、すべての工場で食品衛生法の規定に基づく暫定規制値の準用値(飲料水:200ベクレル/kg)を下回り、健康への影響を心配するレベルではなく、問題ないことを確認しました。

また、上記6工場について、6月28日~29日に5工場と8月5日に1工場の二番茶の生葉及び荒茶の検査を実施したところ、すべての工場において食品衛生法の規定に基づく暫定規制値を下回りました。このため、当該6工場に対し、平成23年に産出された二番茶以降の茶(生葉、荒茶、製茶)について、茶の出荷自粛の要請を取り消しました。なお、一番茶については、引き続き出荷自粛及び自主回収の要請対象としています。

フランスにおいて放射性物質が検出された静岡茶(一番茶)について、6月22日に輸出業者が保有していた在庫を調査したところ、暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出されたことから、茶生産者、輸出事業者に出荷自粛と自主回収を要請しましたが、6月29日に二番茶の生葉及び荒茶の検査を実施したところ、食品衛生法の規定に基づく暫定規制値を下回りました。このため、当該事業者に対し、平成23年に産出された二番茶以降の茶(生葉、荒茶、製茶)について、茶の出荷自粛の要請を取り消しました。なお、一番茶については、引き続き出荷自粛及び自主回収の要請対象としています。

上記茶生産者と同地区(静岡市清水区庵原地区)の2工場から要望があったため、6月30日に一番茶の製茶の放射性物質を検査をしたところ、いずれも食品衛生法の規定に基づく暫定規制値を下回り、健康への影響を心配するレベルではないことを確認しました。
「茶の放射能調査結果」(静岡県公式ホームページ、経済産業部農林業局茶業農産課、更新日:平成23年8月5日)
http://www.pref.shizuoka.jp/
sangyou/sa-340/
cha-housyanoukekka_h23.html

「一番茶(製茶)の放射能測定予定地域及び結果」(6月7日-9日公表)
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/
cha-housyanoukekka_h23.html
#H23.6.6kara

「4自主検査に基づく追加調査」(6月14日公表)
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/
sa-340/
cha-housyanoukekka_h23.html
#warasinatikukekka


鹿児島県(鹿児島茶)
福島原子力発電所事故の影響を把握するため,事故翌日の3月12日から放射線調査を強化して実施しています。これまでのところ,一部の試料から,ごく微量の放射性物質(ヨウ素-131など)が検出されましたが,その他の項目では福島原子力発電所事故の影響は認められていません。検出された量は、ごく微量で健康に影響はありません。
※「福島原子力発電所事故の鹿児島県への放射線の影響について(8月18日)」(鹿児島県公式ホームページ)
http://www.pref.kagoshima.jp/infra/
energy/atomic/
1_2gouki/press20110324.html

福岡県(八女茶)
本県では、平成23年3月11日に発生した東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故に伴い、文部科学省の指示を受けて環境中の放射能調査を強化しています。これまでの測定データでは、日常生活に支障がでることはありません。
※「福岡県の放射線についての調査結果(環境放射能調査) 現在の放射線量測定結果について」(福岡県公式ホームページ)
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/
a01/housyasen.html

京都府(宇治茶等)
京都府内においては、大気中の放射線量のモニタリングを定期的に行っており、その結果、現在、過去の平常値の範囲内(自然界に存在する値)であり、府内で生産されている農産物は心配ありません。
※「京都府内産農産物について」(京都府公式ホームページ)
http://www.pref.kyoto.jp/
shoku-anshin/1301457943261.html

三重県(伊勢茶)
 「三重県における環境放射能測定結果について」人体に影響を与えるような測定値は、観測されていません。
「三重県の水道水と降下物の放射能測定結果について」水道水において人工放射性核種は検出されていません。19日(午前9時)から20日(午前9時)までに採取した降下物から、放射性物質(ヨウ素131)が検出されましたが、ごく微量であり、健康に影響はありません。
※「三重県における環境放射能・水道水・降下物の放射能測定結果について」(三重県公式ホームページ)
http://www.pref.mie.lg.jp/
KOHO/HP/tohoku/data/index.htm

宮崎県(宮崎茶)
宮崎県では、文部科学省の委託を受けて昭和63年から環境放射能水準調査(降下物(※1)、空間放射線量率(※2)、水道水、茶その他農産物等)を実施しております。
 このたび、県内の荒茶を測定したところ、放射性物質がごく微量検出されました。
 検出された値は、厚生労働省が示した暫定規制値(※3)に比べて220分の1以下であり、飲用しても健康への影響はありません。
※「7月11日 宮崎県における環境中放射能調査の結果について(茶)(PDFファイル:68KB)」(宮崎県公式ホームページ、平成23年8月4日)
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/
contents/org/kankyo/kanri/
radiation/radioactivity.html